特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
新生児
C型肝炎母子感染小児の診療ガイドライン
乾 あやの
1
1済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科
pp.219-223
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001578
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Summary
■母子感染の診断は,生後3~12か月に3か月以上あけて2回以上のHCV-RNA検査と生後18か月以降のHCV抗体検査を行う.
■C型肝炎ウイルス母子感染が成立した小児においては,その後20~30%の割合でウイルスが自然消失する.
■母子感染例を診断,経過観察,適切な治療時期を判断するために肝機能検査(AST/ALT)を最低でも年1回行うことは重要である.
■3歳以上のC型肝炎母子感染例では,DAA製剤の投与でHCV-RNA排除を目標とする.

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