特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
感染/呼吸器
急性中耳炎
林 達哉
1,2
1旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2旭川医科大学病院手術部
pp.113-118
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001564
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Summary
■年齢,症状,鼓膜所見のスコア合計点から軽症,中等症,重症に分類する.
■軽症例は抗菌薬治療を行わず3日後に鼓膜所見を評価する.改善が得られなければ抗菌薬治療を実施する.
■中等症・重症は抗菌薬治療の対象とする.
■第1選択抗菌薬はアモキシシリン(高用量)とする.
■第1選択薬の効果を3~5日後に評価し,改善が得られなければ第2選択抗菌薬への変更を検討する.
■抗菌薬の変更時の参考にするため初診時に細菌検査を実施する(耳漏・鼻咽腔ぬぐい液).

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