特集 つながる内分泌学―古典的な内分泌学から多分野への新たな展開―
Ⅲ.多臓器につながる
実は内分泌臓器だった 骨(FGF23 オステオカルシン)
長谷川 高誠
1
1岡山大学病院小児科
キーワード:
オステオカイン
,
リン
,
テストステロン
,
インスリン
,
食欲
Keyword:
オステオカイン
,
リン
,
テストステロン
,
インスリン
,
食欲
pp.1411-1414
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001236
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SUMMARY
▷骨はオステオカインとよばれる様々なホルモンを産生する内分泌臓器である.
▷FGF23はリン利尿の増加や活性型ビタミンDの産生を低下させ,血清P濃度を低下させる.
▷ucOCはインスリン産生や感受性の増加,男性性機能への関与,運動能力の向上等の機能をもつ.
▷LCN2はインスリンの分泌の増加や視床下部に作用し,食欲を抑制する.
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