特集 消化器関連検査を極める!
Ⅱ.便検査
α1アンチトリプシン
清水 泰岳
1
1国立成育医療研究センター消化器科
キーワード:
蛋白漏出性胃腸症
,
低アルブミン血症
,
α1-ATクリアランス
Keyword:
蛋白漏出性胃腸症
,
低アルブミン血症
,
α1-ATクリアランス
pp.1256-1258
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷蛋白漏出性胃腸症は,リンパ管系の異常,血管系の異常,腸管粘膜上皮の異常により,胃や腸管からタンパクが漏出する疾患の総称である.
▷腸管へのタンパク漏出量が肝臓のタンパク合成量を上回ると,低蛋白血症,浮腫,胸腹水,下痢などの症状を呈する.
▷便中α1アンチトリプシンのクリアランスは,蛋白漏出性胃腸症の診断・病態評価に有用である.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.