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特集 小児臨床検査2024
Ⅱ.便検査
4.便中α1アンチトリプシン
Fecal α1 antitrypsin
神保 圭佑
1
Keisuke Jimbo
1
1順天堂大学小児科
キーワード:
α1アンチトリプシン
,
蛋白漏出性胃腸症
Keyword:
α1アンチトリプシン
,
蛋白漏出性胃腸症
pp.48-49
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001875
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1 検査の意義と適応
患児の血液検査データにおいて低蛋白血症がみられた場合,蛋白の漏出部位を同定することは,疾患の診断や鑑別において重要な意味をもつ。とくに,主な臨床症状が下痢や浮腫である場合,低蛋白血症の主な原因として蛋白漏出性胃腸症(protein losing enteropathy:PLE)が想定されるため,便中への蛋白の漏出を証明する必要がある。
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