特集 成長曲線を書こう
Ⅲ．成長曲線は すぐれた検査法！
思春期早発症
田嶋 華子
1
1日本医科大学武蔵小杉病院小児科
キーワード：
成長曲線
,
成長スパート
,
思春期早発
,
ゴナドトロピン
,
二次性徴
Keyword:
成長曲線
,
成長スパート
,
思春期早発
,
ゴナドトロピン
,
二次性徴
pp.1363-1367
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000757
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SUMMARY
▷二次性徴が通常より2～3年以上早い時期に出現し，身体的・心理的・社会的に問題を生じ得る．
▷疾患頻度は女児のほうが高く，特発性が多い．一方，男児では器質性が多く原因検索が重要である．
▷成長曲線を書くことで成長スパートの判断が可能となり，思春期早発症と早発乳房・早発陰毛との鑑別や，身体所見のみでは二次性徴発来の判断が難しい症例などで特に有用である．
▷特発性思春期早発症でGnRHアゴニスト治療を要するのは一部の症例であり，症例ごとに適応を判断する．
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