特集 成長曲線を書こう
Ⅲ.成長曲線は すぐれた検査法!
グルココルチコイド過剰
糸永 知代
1
1大分大学医学部小児科
キーワード:
グルココルチコイド
,
Cushing症候群
,
成長障害
,
肥満
,
先天性副腎皮質過形成
Keyword:
グルココルチコイド
,
Cushing症候群
,
成長障害
,
肥満
,
先天性副腎皮質過形成
pp.1369-1373
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000758
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷グルココルチコイドには多彩な作用,副作用がある.
▷Cushing症候群はグルココルチコイド過剰により生じるが,典型的な症状は進行例でみとめられる.
▷小児におけるグルココルチコイド過剰の最も早く信頼できる指標は,体重増加と成長停止である.
▷成長率低下を伴う小児の肥満では,Cushing症候群を鑑別する必要がある.
▷21水酸化酵素欠損症では,成長曲線がグルココルチコイド治療の指標となる.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.