特集 成長曲線を書こう
Ⅰ.成長曲線 改めて考える,い,ろ,は
成長と “性徴”
大戸 佑二
1
1獨協医科大学埼玉医療センター小児科
キーワード:
ICP成長モデル
,
成長曲線
,
二次性徴
Keyword:
ICP成長モデル
,
成長曲線
,
二次性徴
pp.1311-1313
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000746
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SUMMARY
▷成長曲線は内分泌疾患や腫瘍性疾患をスクリーニングするだけでなく,正常小児の二次性徴を早期から捉えることにも有用である.
▷小児の成長は,全成長期を通して一定ではない.ICP成長モデルは,小児の成長を乳児期(栄養),小児期(成長ホルモン,甲状腺ホルモン),思春期(性ステロイドホルモン)の因子に分けている.
▷思春期の発来・進行には性差が存在し,女性は男性よりも約2年早く思春期の変化が起こる.また成長曲線の変化には約2年の差があり最大成長率も異なる.
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