特集 時間の流れと産婦人科生物学―早すぎること，遅すぎること，長すぎること，短かすぎること―
Ⅱ．時間の流れと生殖内分泌学
7．思春期早発症
鹿島田 健一
1
1東京医科歯科大学発生発達病態学
キーワード：
思春期早発症
,
LHRHアナログ
,
成長曲線
Keyword:
思春期早発症
,
LHRHアナログ
,
成長曲線
pp.486-493
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000230
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要旨
思春期早発症とは，二次性徴（思春期）が一般的な時期よりも早期に発来することを指す．臨床の問題点は，大きく分けて2つある．①思春期早発症の背景に基礎疾患がある可能性があり，発見の契機になること，②思春期早発の結果生じる心理社会的な問題，低身長である．診療にあたっては二次性徴の適切な評価，原因の診断，および原因に即した治療を行う．
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