Japanese
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特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
H.内分泌・代謝疾患
思春期早発症
Precocious puberty
松田 希
1
,
鹿島田 健一
2
Nozomi Matsuda
1
,
Kenichi Kashimada
2
1草加市立病院小児科
2東京医科歯科大学発生発達病態学
キーワード:
中枢性思春期早発症
,
二次性徴
,
GnRHアナログ
Keyword:
中枢性思春期早発症
,
二次性徴
,
GnRHアナログ
pp.723-726
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001326
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1 疾患概念
なんらかの原因で本来の思春期が発来する時期よりも早期に性ホルモンが産生される,あるいは曝露されることにより性早熟徴候をきたし,心理社会的な問題を生じる疾患である。二次性徴発来「早期」の定義は,平均的な二次性徴出現から2~3SD以上に早期発来するものを指す1)。臨床的には,①Target Height(予測身長)よりも低い最終身長となること,②身体的発育と精神的発育のずれに起因する心理社会的問題の大きいこと,の2つが問題となる。
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