特集 成長曲線を書こう
Ⅱ.成長曲線 さまざまな活用を!
新生児の成長をみる
河井 昌彦
1
1京都大学大学院医学研究科新生児学講座
キーワード:
早産児
,
極低出生体重児
,
aggressive nutrition
Keyword:
早産児
,
極低出生体重児
,
aggressive nutrition
pp.1327-1330
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000749
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SUMMARY
▷早産児の成長の指標として「在胎期間別出生時体格標準値」と「早産児の発育曲線(極小未熟児の生後の発育曲線)」が用いられているが,ともに一長一短がある.
▷早産児に胎児と同等の成長を期待するのは無理があるが,適切な栄養管理・適度な体重増加は重要である.
▷頭囲と予後の相関に関するエビデンスは不十分だが,極端な低栄養は頭囲の発達停止に直結し,頭囲の異常な拡大が水頭症によることもあるため,頭囲の経時的な評価は重要である.
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