特集 アレルギー疾患―最新治療と生活からの視点
Ⅳ 食物アレルギーとその周辺
乳児の摂食嚥下機能からみた離乳食
綾野 理加
1
1昭和大学歯学部小児成育歯科学講座
pp.109-112
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000718
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食べる機能の発達と離乳食1)2)
食べる機能(摂食機能)は一定の順序に従って発達するが,子ども自身と環境の要因により,その様子は一直線ではなく,個人差がある.日本の離乳食の本には,厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に,離乳食の進め方について,初期5~6か月,中期7~8か月,後期9~11か月,完了期12~18か月,と記載されている.そこに明記されている時期はあくまでも目安であり,「7か月になったから舌でつぶせる中期食を食べさせなくては」というわけではない.
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