特集 トリソミーのすべて:NIPTの時代に(Down症候群,18トリソミー症候群,13トリソミー症候群)
Ⅱ.周産期・急性期の医療
18トリソミー症候群のある子どもへの心内修復術(開心術):手術適否の判断材料の提示ができるか?
根本 慎太郎
1
,
岸 勘太
2
,
小西 隼人
1
1大阪医科薬科大学病院小児心臓血管外科
2大阪医科薬科大学病院小児科
キーワード:
18トリソミー
,
心内修復術
,
姑息術
,
周術期合併症
,
累積5年生存率
Keyword:
18トリソミー
,
心内修復術
,
姑息術
,
周術期合併症
,
累積5年生存率
pp.1063-1066
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000620
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SUMMARY
▷18トリソミー児であっても,心室中隔欠損症への開心術を行っている.
▷心内修復術の周術期での合併症の発生は18トリソミーでない子どもより高い.
▷退院後遠隔期での5年生存率は82.2%である.
▷筆者らの経験を,心臓手術を検討しているご家族と小児科医への判断情報として提供したい.
▷18トリソミー児への心内修復術の取り組みは,始まりが終わったばかりである.
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