特集 小児・AYA世代がん診療の現在と未来
Ⅰ.小児・AYA世代がん診療の新展開
新薬の開発と導入
小川 千登世
1
1国立がん研究センター中央病院小児腫瘍科
キーワード:
小児がん
,
薬剤開発
,
RACE法
,
国際共同治験
,
がん対策推進基本計画
Keyword:
小児がん
,
薬剤開発
,
RACE法
,
国際共同治験
,
がん対策推進基本計画
pp.869-872
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000567
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SUMMARY
▷新しい医薬品の開発は基礎研究から非臨床試験,臨床試験(治験)を経て有効性と安全性が確認され,長い年月と多くの費用を要する.
▷小児がんでの薬剤開発には患者数が少ないことなどによる多くの課題がある.企業開発を可能とする制度や環境の整備が必要である.
▷小児がん領域での薬剤開発の促進には国際共同治験や成人と同時開発が重要であり,より効率的な開発手法の検討も必要である.
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