特集 小児の治療方針
1 よくみられる症状・症候への対症療法
夜尿・尿失禁
大友 義之
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院小児科
pp.35-38
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000154
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尿排泄の自立は成長とともに獲得されるが,5歳以降も尿失禁や夜尿が続く場合は病的である.尿失禁や夜尿がいったん解消していたものが再発した場合は,脳・脊髄・その他全身疾患の発症の評価が必要で,それらが除外された場合は,心因性の要因などを考慮して対応を行う.基礎疾患として慢性便秘症が重要で,他にADHDの併存の有無にも留意する.
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