特集 パッとわかる! すぐ使える! 産婦人科検査マニュアル
第1章 周産期
4 HIV
中西 美紗緒
1
1国立健康危機管理研究機構国立国際医療センター産婦人科
pp.20-25
発行日 2026年3月24日
Published Date 2026/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001598
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POINT!
●HIV検査は母子感染予防のため全妊婦に推奨され,妊娠週数を問わず早期に抗HIV療法を開始することで母子感染リスクを大幅に低減できる.そのため妊娠初期での検査と診断が重要である.
●HIV検査は,通常①スクリーニング検査(第4世代HIV抗原抗体同時検査法)②確認検査(HIV-1/2抗体確認検査法と核酸増幅検査法を同時実施)の2段階で行い,確認検査が陽性の場合に確定診断となる.検査と診断は『診療におけるHIV-1/2感染症の診断ガイドライン2020版』(日本エイズ学会・日本臨床検査医学会)に則り実施する.
●スクリーニング検査は一定の割合で偽陽性が生じる.日本人妊婦は有病率が低く陽性的中率が下がるため陽性判定の多くは実際の感染ではない.したがって,結果を伝える際は丁寧な説明とプライバシー保護が必須である.

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