特集 HPV検査単独法の子宮頸がん検診ってなに?―理解・準備・社会実装まで―
13.HPV陽性者の細胞診トリアージの意義と課題
大河戸 光章
1
,
岡山 香里
2
1杏林大学保健学部臨床検査技術学科
2国際医療福祉大学保健医療学部医学検査学科
キーワード:
細胞診トリアージ
,
偽陽性
,
偽陰性
Keyword:
細胞診トリアージ
,
偽陽性
,
偽陰性
pp.1265-1270
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001407
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要旨
子宮頸がん検診は細胞診単独法であったが,2024年4月よりHPV検査単独法を住民健診で実施することが可能となった.HPV検査単独法における細胞診の役割は確定精検のトリアージであるが,すでに諸外国では過剰判定により精度の低さが問題となっている.本稿において,われわれが報告した細胞診の精度向上のための多角的知見を紹介するとともに,トリアージ精度を高めるために細胞検査士に必要な知識を解説する.

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