特集 HPV検査単独法の子宮頸がん検診ってなに?―理解・準備・社会実装まで―
1.子宮頸がん排除に向けた世界戦略(Cervical Cancer Elimination Initiatives)における検診の重要性
藤田 則子
1
1長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科
キーワード:
子宮頸がん排除
,
がん検診
,
HPV検査
Keyword:
子宮頸がん排除
,
がん検診
,
HPV検査
pp.1189-1193
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001394
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
2020年にWHOは子宮頸がん排除に向けて国際社会が取り組むことを宣言した.戦略の3つの柱(ワクチン,検診,治療)のなかで,2021年にはHPV検査を一次スクリーニング手法として推奨している.HPV検査の検診での活用は細胞診による検診体制の確立した国と検診体制の未整備な国では異なる.しかし,どの手法で一次検診を行うにしても,精度管理と必要な情報システム,対策型検診への移行,受診勧奨と検診受診率の向上はどの国でも共通の課題である.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.