特集 HPVワクチンのこれまでとこれから-国際的評価を踏まえた課題-
海外の動向 世界保健機関が提唱する子宮頸がん排除を加速するための世界戦略
藤田 則子
1
,
春山 怜
,
赤羽 宏基
1国立国際医療研究センター 国際医療協力局
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
予防接種
,
世界保健機関
,
国際保健
,
疾病構造
,
パピローマウイルスワクチン
,
持続可能な開発
Keyword:
Global Health
,
World Health Organization
,
Vaccination
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Sustainable Development
,
Papillomavirus Vaccines
pp.617-622
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222705
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子宮頸がん排除に向けて、2020年にワクチン接種、検診、治療の3つの柱と2030年までの数値目標をもつ世界戦略が合意され、SDGsのもとで、世界全体が排除に向けて取り組むはじめてのがんとなった。戦略実施にあたり、低中所得国の限られた資源の有効活用を念頭にグローバル・国レベルで取り組みが進められている。ワクチンについては日本もスタート地点に立ったところだが、世界的な供給不足も考慮しつつ、国際社会の一員として取り組むことが期待されている。
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