特集 ホルモン補充療法ガイドライン2025年度版改訂のポイント
Ⅰ.総論
4.HRTとQOL・生命予後(全死亡率)
横田 めぐみ
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
QOL
,
全死亡率
,
HRT
Keyword:
QOL
,
全死亡率
,
HRT
pp.871-875
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001296
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
ホルモン補充療法(HRT)が,閉経後の諸症状を改善することに最早異論はないが,実際に投与した後,患者のQOLをどのように改善させるのか,また投与にはメリットとデメリットがあるなかで,最終的な生命予後にはどのような影響をもたらしているのか―これはHRTを施行している患者のみならず,医療者側から注目する点である.今回,HRTガイドラインの2025年度版改訂にあたり,上記についての文献的なエビデンスが蓄積されはじめたため,総論にて新しいCQとして上記項目を設け,その内容についてまとめている.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.