特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅳ.生殖補助医療(難治例)
16.がんと妊孕性温存
坂口 史奈
1
,
髙井 泰
1
1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科
キーワード:
がん・生殖医療
,
妊孕性温存カウンセリング
Keyword:
がん・生殖医療
,
妊孕性温存カウンセリング
pp.807-812
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001269
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要旨
がん患者の妊孕性温存には,①受精胚凍結,②卵子凍結,③卵巣組織凍結の3つの方法があり,患者の治療方法や年齢などを踏まえ選択する.がんは卵巣機能を低下させ,がん治療はさらに卵巣機能を低下させる.治療前から妊孕性温存カウンセリングを行うことで,正しい情報を提供し患者の意思に沿った医療を計画することが重要である.

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