特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅰ.一般不妊治療
3.一般不妊治療におけるタイミング法・人工授精のあり方―当院の指針と工夫―
牧野 祐也
1,2
,
田中 温
1
1セントマザー産婦人科医院
2順天堂大学産婦人科学講座
キーワード:
子宮卵管造影検査
,
腹腔鏡補助下子宮鏡下卵管形成術
,
EFIスコア
Keyword:
子宮卵管造影検査
,
腹腔鏡補助下子宮鏡下卵管形成術
,
EFIスコア
pp.729-734
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001255
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要旨
タイミング法/人工授精は患者とパートナーの検査結果や背景を考慮し原則4~6回を上限として実施する.卵管の閉塞や腹腔内癒着,子宮内病変の有無はタイミング法/人工授精の成功率に大きく影響するため,検査や治療を遅滞なく行う.子宮内膜症合併の場合はEFIスコアやAMHを考慮し,患者ごとに治療方針を慎重に検討する.本稿ではこれらの治療戦略を通じ,患者負担の軽減と高い妊娠成功率を目指す当院の取り組みを概説する.

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