特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅰ.一般不妊治療
1.一般不妊治療における検査スケジュールと指針
梶原 健
1
1埼玉医科大学産科婦人科学教室
キーワード:
不妊症
,
不妊検査
,
治療方針
Keyword:
不妊症
,
不妊検査
,
治療方針
pp.717-721
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001253
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要旨
不妊症の原因は多岐にわたるため,諸検査により不妊原因の検索を行う.子宮卵管造影,精液検査をスクリーニング検査として行うことをWHOでは推奨している.また子宮と卵巣の評価のため,経腟超音波検査も行う.排卵障害が疑われる場合には,内分泌検査を行う.必要に応じて,抗精子抗体,抗ミュラー管ホルモン,胞状卵胞数の計測を行う.不妊原因が明らかとなった場合には,まず原因に対する治療が必要となる.治療の選択肢が多岐にわたる場合は,年齢と不妊期間を考慮し治療方針を総合的に判断する必要がある.

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