Japanese
English
症例
腹腔鏡下子宮全摘術後の著明な悪心から脳腫瘍が発見された1例
A case of brain tumor discovered following significant postoperative nausea after laparoscopic total hysterectomy
伊藤 雄二
1
,
坂本 知美
1
,
中山 真恵
1
,
春日 晃子
1
,
高木 崇子
1
,
中本 英俊
2
1TMGあさか医療センター婦人科腹腔鏡手術センター
2同 脳神経外科
キーワード：
脳腫瘍
,
PONV
,
腹腔鏡下子宮全摘術
Keyword:
脳腫瘍
,
PONV
,
腹腔鏡下子宮全摘術
pp.227-231
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001041
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要旨
手術後の悪心と嘔吐（PONV）は，全身麻酔後に一般的に経験される合併症である．本症例では腹腔鏡下子宮全摘術後に重篤なPONVを発症し，標準的な治療に反応しなかったため精査したところ脳腫瘍が発覚した．標準的な治療に反応しない場合や，予期せぬ重篤な症状を呈する場合には，脳腫瘍などの未診断の重篤な病態の可能性があり，広範な診断的アプローチをとるべき必要性がある．
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