特集 子宮内膜・子宮内腔とその異常
Ⅱ.子宮内膜・子宮内腔の異常と治療
11.閉経期ホルモン療法における黄体ホルモン製剤と子宮内膜
寺内 公一
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
ホルモン補充療法
,
周期的投与法
,
持続的投与法
Keyword:
ホルモン補充療法
,
周期的投与法
,
持続的投与法
pp.1376-1381
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000964
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要旨
子宮を有する女性に閉経期ホルモン療法を行う際には,子宮内膜増殖症・子宮内膜癌を予防するために黄体ホルモン製剤を使用することが必須であるが,その種類・量・投与法については様々な選択肢が存在する.子宮内膜保護作用は周期的投与法よりも持続的投与法のほうが強いことが示されている.また近年日本でも使用可能になったプロゲステロン製剤は,子宮内膜を分化させる作用は相対的に弱いが,これを萎縮させる作用は相対的に強いことが示唆されている.
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