特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
黄体ホルモンの臨床 黄体ホルモンと子宮内膜がん
澤田 健二郎
1
1大阪大学 大学院医学系研究科産科学婦人科学教室
キーワード:
エストロゲン代償療法
,
Progesterone
,
子宮内膜
,
子宮内膜腫瘍
,
腫瘍再発
,
Medroxyprogesterone Acetate
,
妊孕性温存
Keyword:
Estrogen Replacement Therapy
,
Medroxyprogesterone Acetate
,
Endometrial Neoplasms
,
Progesterone
,
Endometrium
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Fertility Preservation
pp.975-981
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284587
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
子宮内膜において、性ステロイドホルモンによって綿密に制御されている正常内膜の周期的なバイオロジーが閉経などのホルモン異常によって破綻をきたすことが癌化と深くかかわっている。基礎研究ではプロゲステロン受容体を発現するがん細胞において、また、ホルモン補充療法に関する大規模臨床試験において、黄体ホルモンの癌抑制作用は明らかである。妊孕性温存治療において、黄体ホルモン療法は有効であり第一選択である。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.