特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
黄体ホルモンの臨床 黄体ホルモンと子宮内膜症
北島 道夫
1
1長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科
キーワード:
Progesterone
,
Progestins
,
子宮内膜症
,
子宮腺筋症
Keyword:
Progesterone
,
Endometriosis
,
Progestins
,
Adenomyosis
pp.957-962
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284584
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子宮内膜症はエストロゲン依存性の慢性炎症性疾患であり、子宮内膜症組織のプロゲステロンに対する抵抗性の獲得がその発症・進展において重要であると考えられている。子宮内膜症性疼痛に対しては適切な外科治療とともに長期の薬物療法による管理が重要であり、プロゲスチンは低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬とともに内分泌療法の第一選択である。プロゲスチンは種類・剤形が多様で、アドヒアランスの維持のため症例に応じた使い分けが望ましい。
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