特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅱ.閉経後ならびに周閉経期の病態あるある
15.萎縮性腟炎,閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)に対するホルモン療法の使い分けと期待される効果・投与法・長期使用
吉形 玲美
1
1浜松町ハマサイトクリニック 特別顧問
キーワード:
閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)
,
腟マイクロバイオーム
,
ラクトバチルス
Keyword:
閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)
,
腟マイクロバイオーム
,
ラクトバチルス
pp.1053-1058
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000860
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要旨
閉経関連尿路生殖器症候群(GSM)は女性のウェルビーイングの課題の1つとして,2014年北米のセクシュアルヘルスと更年期医学の場面で新しい概念として提唱された1).GSMは萎縮性腟炎をはじめとする性器症状,尿路症状,さらに性交関連症状を含む.GSMに対するホルモン療法について国内で使用可能な薬剤は限られているが,欧米諸国では複数のホルモン剤の使用が可能であり,さらには非ホルモン療法も注目されている.
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