特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
各論
2.閉経関連尿路性器症候群(GSM)と筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)
安倍 弘和
1,2
,
川原田 綺香
1
H. Abe
1,2
,
A. Kawaharada
1
1日本橋骨盤底診療所
2亀田総合病院泌尿器科
pp.123-127
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003727
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閉経関連尿路性器症候群(GSM)は腟・外陰部・尿路症状を包括する概念であり,閉経後女性のQOLに大きく影響する。一方,GSMの普及により,陰部痛・尿道痛・頻尿をすべてGSMと解釈され,実際には骨盤底筋の過緊張による筋筋膜性骨盤疼痛症候群(MPPS)や筋筋膜性頻尿症候群(MUFS)が原因であることも多い。GSMとMPPS/MUFSは併存しやすく,正確な鑑別には腟健康指数,骨盤底筋の評価が不可欠である。治療は局所エストロゲン,レーザー療法に加え,骨盤底理学療法が重要であり,個々の病態に応じた多面的介入が有効である。婦人科・泌尿器科・骨盤底リハビリテーションの連携が良好な治療成績に寄与すると考えられる。

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