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III.周閉経期以降の疾患
15.閉経関連尿路性器症候群(GSM)
二宮 典子
1
1二宮レディースクリニック
キーワード:
閉経関連尿路性器症候群
,
GSM
,
局所エストロゲン治療
,
腟レーザー治療
Keyword:
閉経関連尿路性器症候群
,
GSM
,
局所エストロゲン治療
,
腟レーザー治療
pp.1391-1397
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001448
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要旨
閉経関連尿路性器症候群は,2014年に国際学会のコンセンサスで提唱された閉経後のエストロゲン低下による外陰・腟・下部尿路症状の総称であり,診断は自覚症状に基づく.治療は生活習慣指導,非ホルモン療法,局所エストロゲン療法がある.近年,腟レーザーなどエネルギーデバイスを用いた治療も試されているがエビデンス不足のため主要なガイドラインでは推奨されていない.症状は自然軽快せず,患者QOL向上のため長期管理が重要である.

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