特集 ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
Ⅰ.生殖可能年齢の病態あるある
5.無月経に対するホルムストローム療法・カウフマン療法,LEPの使い分けと開始時期と効果
森 泰輔
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1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学
キーワード:
ホルムストローム療法
,
カウフマン療法
,
LEP
Keyword:
ホルムストローム療法
,
カウフマン療法
,
LEP
pp.995-1000
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000847
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要旨
ホルムストローム療法・カウフマン療法はおもに無月経の患者に対して消退出血を起こす目的で用いられてきたホルモン療法である.その名称は,「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2020年版」(日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会編集)以降,「エストロゲン・プロゲスチン療法/プロゲスチン療法」にそれぞれ統一表記することになっている.またLEP製剤もエストロゲンおよびプロゲスチンの合剤であるが,月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛に対して保険診療で用いる薬剤として,わが国では前者と区別して取り扱っている.これらを十分に理解したうえでの適正な使用が求められる.
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