今月の臨床 月経困難症と子宮内膜症―病態・管理法の最新知見
月経困難症・子宮内膜症の薬物療法
ライフステージに応じた薬物治療の使い分け
南 佐和子
1
,
井箟 一彦
1
1和歌山県立医科大学産科婦人科学教室
キーワード:
LEP
,
ジエノゲスト
,
LNG-IUS
,
月経困難症
Keyword:
LEP
,
ジエノゲスト
,
LNG-IUS
,
月経困難症
pp.610-616
発行日 2025年7月10日
Published Date 2025/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790070610
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●若年層での積極的なLEPの使用が妊孕性の温存に寄与すると考えられる.
●性成熟期では挙児希望の有無により治療方針が変わる.挙児希望のある場合は手術と不妊治療の時期を逸してはならない.
●40歳以上では,閉経までの期間に黄体ホルモン製剤を使用することにより手術を回避できる可能性がある.

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