今月の臨床 月経異常に対するホルモン療法を極める!―最新エビデンスと処方の実際
無月経
カウフマン療法
安井 敏之
1
,
河北 貴子
2
,
吉田 加奈子
2
,
岩佐 武
2
1徳島大学大学院生殖・更年期医療学分野
2徳島大学大学院産科婦人科学分野
pp.1033-1037
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210517
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●カウフマン療法は,月経周期の5日目から21日間エストロゲンを投与し,その後半にプロゲスチンを併用する方法であり,本療法後,約2〜7日で消退出血が認められる.
●カウフマン療法は,消退出血を起こすこととともに,ホルモンを補充する側面とカウフマン療法後のリバウンド現象を利用してその後の自然排卵を期待する側面がある.
●副作用が出現した場合には,服薬量を減量,休薬,または他の治療法に切り替える.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.