特集 QOL向上のための内分泌療法
月経前症候群
武田 卓
1
1近畿大学東洋医学研究所 所長・教授
キーワード:
月経前症候群 (PMS)
,
月経前不快気分障害 (PMDD)
,
LEP
,
エチニルエストラジオール・ドロスピレノン
Keyword:
月経前症候群 (PMS)
,
月経前不快気分障害 (PMDD)
,
LEP
,
エチニルエストラジオール・ドロスピレノン
pp.29-33
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.24.04_0029-0033
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月経前症候群 (premenstrual syndrome;PMS) ,その重症型である月経前不快気分障害 (premenstrual dysphoric disorder;PMDD) は月経前の不快な精神身体症状を特徴とし,女性のQOLを著しく損なう。月経困難症は月経関連疾患のなかで最も認知されているが,PMS/PMDDは,医療サイドでも認知されているとはいいがたい。内分泌療法としては排卵抑制が行われ,ファーストチョイスとしては低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬 (low dose estrogen progestin;LEP) / 低用量経口避妊薬 (oral contraceptives;OC) 製剤が使用される。そのなかで,エチニルエストラジオール・ドロスピレノン錠は身体症状だけでなく精神症状改善の科学的根拠に基づく医療 (edvidence based medicine;EBM) を有する。「KEY WORDS」月経前症候群 (PMS) ,月経前不快気分障害 (PMDD) ,LEP,エチニルエストラジオール・ドロスピレノン
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