特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第2章 各論
C 周産期
1 早産予防
林 昌子
1
,
中井 章人
1
1日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科
pp.280-286
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000669
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薬剤選択のポイント
子宮頸管長短縮例に対して,プロゲステロン腟坐薬投与が早産率を低下させ,また早産既往を有する症例の早産率を低下させる可能性がある.しかしわが国では生殖補助医療における黄体補充に対してのみ保険適用での使用が認められ,切迫流早産に対しては認められていない.
頸管長短縮症例や早産の既往を有する症例に17-OHPCが有用である可能性があるが,わが国で販売停止となっている.
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