増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編
Ⅱ.内分泌・不妊
機能性子宮出血
尾林 聡
1
1獨協医科大学産科婦人科学講座
pp.43-46
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209964
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処方のポイント
◆子宮内腔からの出血を認めた際に機能性子宮出血と診断するためには,悪性腫瘍などの婦人科器質的疾患を除外することが必要であるが,内科的疾患や薬剤性の病態の有無については注意が必要である.
◆エストロゲンの分泌を認めるとき(破綻出血)はプロゲストーゲン製剤の投与を,エストロゲンとプロゲストーゲンの分泌に由来する消退出血と判断されれば合剤の投与を考慮する.
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