特集 子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
II.様々な子宮全摘と機能温存
7.全腹腔鏡下子宮全摘術
吉越 信一
1
,
谷村 悟
1
1富山県立中央病院産婦人科
キーワード:
TLH
,
膀胱剝離
,
骨盤臓器脱
Keyword:
TLH
,
膀胱剝離
,
骨盤臓器脱
pp.393-399
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000599
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要旨
全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)は婦人科腹腔鏡下手術の基本であり,1番のポイントは子宮に隣接し内腸骨動脈・静脈系の血管を共有する膀胱の剝離である.また子宮摘出は骨盤臓器脱のリスク因子と考えられており,将来的な骨盤臓器脱を予防する方法として仙骨子宮靱帯を温存して腟管を切開する方法や仙骨子宮靱帯と腟断端を縫合する方法がある.
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