Japanese
English
症例
帝王切開瘢痕症候群による続発性不妊に対し,子宮鏡併用腹腔鏡下瘢痕部修復術施行後に生児を得た1例
A successful case of pregnancy after combined laparoscopic and hysteroscopic repair of a cesarean scar syndrome
武田 茉莉亜
1
,
武内 享介
1
,
白國 あかり
1
,
浅見 里紗
1
,
吉田 愛
1
,
杉本 誠
1
1国立病院機構神戸医療センター産科婦人科
キーワード:
帝王切開瘢痕症候群
,
続発性不妊
,
腹腔鏡
,
子宮鏡
Keyword:
帝王切開瘢痕症候群
,
続発性不妊
,
腹腔鏡
,
子宮鏡
pp.1159-1163
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000419
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要旨
帝王切開後の続発性不妊症例で帝王切開瘢痕部が2mmと著明に菲薄化している帝王切開瘢痕症候群に対して子宮鏡併用腹腔鏡下帝王切開瘢痕部修復術を施行し,術後半年で自然妊娠が成立した.妊娠経過中,帝王切開創部の菲薄化を認めず,37週0日に帝王切開術を施行した.瘢痕部の菲薄化が存在する症例では,子宮鏡併用腹腔鏡下瘢痕部修復術が瘢痕部の切除範囲の同定に有用であり,妊娠率の改善に寄与する可能性が示唆された.
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