特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第3章 生殖内分泌
20.不妊症(受精障害)
竹内 巧
1
,
小林 君任
1
1リプロダクションクリニック東京
pp.321-325
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000184
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
受精障害は精子,卵子のいずれの要因でも起こりうるが,ICSIの導入により,多くの受精障害は解決された.しかし,ICSIをもってしても克服できない受精障害がある.その最大の要因は卵子の活性化不全である.現在人為的卵子活性化(AOA)が臨床応用され,効果は認められているが,個々の症例で卵子活性化不全の原因を見極め,それぞれに対応する治療法を選択すべきである.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.