特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第3章 生殖内分泌
9.月経前症候群
武田 卓
1
1近畿大学東洋医学研究所
pp.264-267
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000173
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月経前症候群(PMS)とその重症型である月経前不快気分障害(PMDD)の病因は完全には解明されていないが,排卵に伴う性ホルモンの変動や脳内伝達物質であるセロトニンやγアミノ酪酸(GABA)の関与が有力である.標準治療とされる経口避妊薬(OC)・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI),現在開発中の薬剤に関しては,これらを治療標的とするものである.
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