Japanese
English
症例
多囊胞性卵巣症候群との鑑別に苦慮したセルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍合併不妊の1例
A case of infertility complicated with Sertoli Leydig cell tumor that was difficult to differentiate from polycystic ovary syndrome
横山 絵美
1
,
渡邉 善
1
,
志賀 尚美
1
,
村川 真理弥
1
,
佐藤 聡子
2
,
八重樫 伸生
1
,
立花 眞仁
1
1東北大学病院産婦人科
2東北大学病院病理部
キーワード:
セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍
,
ホルモン産生腫瘍
,
多囊胞性卵巣症候群
Keyword:
セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍
,
ホルモン産生腫瘍
,
多囊胞性卵巣症候群
pp.209-213
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000050
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍は,男性化徴候を特徴とする非常にまれな性索間質性腫瘍であり,月経異常や排卵異常をきたすことから不妊の原因となる.今回,多囊胞性卵巣症候群との鑑別に苦慮するものの,セルトリ・ライディッヒ細胞腫瘍を腹腔鏡下にて切除,妊娠に至った症例を経験した.卵巣腫瘍を合併している不妊患者では,ホルモン産生卵巣腫瘍の存在を念頭において検査と慎重な判断をする必要がある.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.