特集 がんに強くなる! 素朴な疑問から最新のエビデンスまでドクター勝俣ががん外来診療まるっと答えます
1章 がんの予防
1 がんは予防できるのでしょうか? 現状とその問題点,将来展望について教えてください
伊藤 ゆり
1
1大阪医科薬科大学医学部医療統計学研究室
pp.2-9
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001715
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疑問に答えます!
1 現状で修正可能な要因を避けることで予防できるがん罹患は男性で43.4﹪,女性で25.3﹪である.まだ要因のわかっていないがんも多く,すべてのがんが予防可能なわけではない.
2 がんになる生活習慣や感染の状況は個人の責任だけではなく,その人の社会的な背景や環境に影響を受けている.健康の社会的決定要因(SDH,SDOH)とがんの関係が注目されている.
3 今後必要な研究には,社会環境と個人要因の関連の異質性やがんサバイバーの予防指針のエビデンス,政策介入の効果検証などが求められている.

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