特集 日常臨床で必ず出会うリウマチ膠原病疾患―自信がもてる実践ガイド
各論 日常臨床で頻度の高い疾患
全身性エリテマトーデスの診断と治療
野村 篤史
1
1牛久愛和総合病院リウマチ・膠原病内科
キーワード:
発熱
,
ウイルス感染
,
抗核抗体
,
ループス腎炎
,
グルココルチコイド
Keyword:
発熱
,
ウイルス感染
,
抗核抗体
,
ループス腎炎
,
グルココルチコイド
pp.1291-1296
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001563
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Headline
・ウイルス感染のような症状が長引く場合には全身性エリテマトーデス(SLE)を鑑別にあげて見逃さないようにする.
・SLEの分類基準を満たす場合でも感染症,悪性腫瘍,薬剤性の病態などを念頭において診断の際には注意する.
・SLEの病態は多彩であり,病態と重症度によって治療指針を考える.
・治療の進歩によりSLEの生命予後は改善し,グルココルチコイドの使用を極力減らすことや長期の合併症の予防,QOLの改善などを目標にすることが可能である.

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