特集 これで慌てない! 消化管出血マネージメント
知っておきたいトピックス
局所止血材
山本 龍一
1
1東京西徳洲会病院消化器内視鏡センター
キーワード:
吸収性局所止血材
,
自己組織化ペプチド溶液
,
消化管出血
Keyword:
吸収性局所止血材
,
自己組織化ペプチド溶液
,
消化管出血
pp.382-384
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001184
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・超高齢社会に伴い消化管出血の頻度は増加し内視鏡的止血術の進歩,消化管腫瘍に対する内視鏡的切除術の進歩は著しい.
・内視鏡的止血術には,クリップ止血法,バンド結紮法,局注法,熱凝固法,止血材の薬剤散布法などがあるが,クリップや熱凝固による止血に加えて薬剤散布を併用する場合もある.
・薬剤散布法で使用される吸収性局所止血材として,自己組織化ペプチド溶液がわが国において消化管内視鏡における止血材として新しく薬事承認・販売された.
・止血材としてだけでなく,粘膜治癒促進の効果がある可能性が考えられており今後の検討に期待される.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.