老年医学からみた透析医療
高齢透析患者の感染対策 早期発見とワクチン接種
大路 剛
1
1神戸大学 大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
ワクチン
,
肝炎-B型
,
感染
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
胆道疾患
,
尿路感染症
,
肺炎
,
肺炎球菌感染症
,
破傷風
,
腹膜炎
,
帯状疱疹
,
予防接種
,
カテーテル感染
,
早期診断
Keyword:
Biliary Tract Diseases
,
Hepatitis B
,
Herpes Zoster
,
Influenza, Human
,
Kidney Failure, Chronic
,
Infection
,
Renal Dialysis
,
Pneumonia
,
Pneumococcal Infections
,
Peritonitis
,
Tetanus
,
Urinary Tract Infections
,
Vaccination
,
Vaccines
,
Early Diagnosis
,
Catheter-Related Infections
pp.1255-1262
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015400654
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高齢者においても血液透析に合併する感染症は血流感染症である.また高齢者の腹膜透析に合併する最多の感染症は腹膜炎である.それ以外では発症した肺結核の合併に注意が必要である.ワクチンで予防できる感染症としてはインフルエンザ,肺炎球菌性肺炎などが考慮される.またB型肝炎に未感染または予防接種が未接種であれば接種を考慮すべきである.
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