特集 腎機能を考慮した内科疾患の診療
治療・薬物療法が腎機能の影響を受けやすい内科的疾患
〈悪性疾患〉
抗悪性腫瘍薬による腎障害
松原 雄
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学講座
キーワード:
thrombotic microangiopathy
,
TMA
,
急性尿細管間質性腎炎
,
プロトンポンプ阻害薬
,
PPI
,
pseudo-AKI
,
シスタチンC
Keyword:
thrombotic microangiopathy
,
TMA
,
急性尿細管間質性腎炎
,
プロトンポンプ阻害薬
,
PPI
,
pseudo-AKI
,
シスタチンC
pp.747-752
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229540
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Point
◎抗悪性腫瘍薬による腎障害の診断には,抗悪性腫瘍薬以外の腎障害を除外することが重要である
◎免疫チェックポイント阻害薬による急性腎障害(AKI)発症の危険因子としてプロトンポンプ阻害薬(PPI)が報告されている.
◎「pseudo-AKI」をきたす薬剤の場合,シスタチンCによる評価が有効である.
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