増刊号 これから広がる生理検査・新たにはじまる生理検査
E 呼吸機能検査
1. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群の基礎と臨床
山城 義広
1
1太田総合病院睡眠障害センター
pp.1048-1053
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102215
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はじめに
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome,OSAS)はよくみられる疾患であり,社会的にも認知されつつある.日中の眠気を起こすことはよく知られているが,大部分が睡眠不足である社会において本人の自覚症状は乏しい.しかしながら,潜在する患者に対して診断,治療を行う必要性は高い.あまりにもよくみられるため他の身体疾患,精神疾患に併発して存在することがあり,それらの増悪因子となっていることもある.
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