特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第1部 精神科との相互理解を基盤とした連携に向けて
2 精神疾患の薬物療法
横山 貴之
1
,
村岡 寛之
1
,
稲田 健
1
1北里大学医学部精神科学
pp.9-15
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000645
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Summary
1.抗精神病薬はドパミン遮断により統合失調症における妄想,幻覚に効果がある.
2.抗うつ薬はおもにセロトニンとノルアドレナリン神経系に作用して抗うつ作用を示す.
3.SSRIは不安症にも適応があり,SNRIは慢性疼痛に有用である.
4.気分安定薬は炭酸リチウム製剤が第一にあり,抗てんかん薬が用いられることもある.
5.ベンゾジアゼピン系薬は依存性があり,使用に注意すべきである.
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