特集 ココが変わった 肥満症診療の最前線
肥満症の治療と管理
肥満症の運動療法
石井 好二郎
1
1同志社大学スポーツ健康科学部
キーワード:
運動療法
,
身体活動ガイドライン
,
余暇時間身体活動
,
座位行動
,
身体活動パラドックス
Keyword:
運動療法
,
身体活動ガイドライン
,
余暇時間身体活動
,
座位行動
,
身体活動パラドックス
pp.179-183
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000584
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Headline
・運動療法は肥満予防に有効である.しかし,減量(体重減少)にはあまり効果的ではない.一方,減量体重の維持には有用である.
・「有酸素運動を中心に(レジスタンス運動の併用も望ましい)」「軽~中強度の運動を」「1日30分以上(短時間の積み重ねでもよい)」「毎日あるいは週150分以上」といった項目が運動療法の国際的コンセンサスである.
・座位行動(座りすぎ)を減らすことも運動療法の1つとして捉える.しかし,身体活動を増やすこともメッセージとして伝えなければならない.
・仕事上の身体活動は,必ずしも健康に貢献しないという,「身体活動パラドックス」がある.
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