特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[4]呼吸器感染症
1 市中肺炎
高野 知憲
1
,
山崎 行敬
1
,
國島 広之
1
1聖マリアンナ医科大学感染症学講座
pp.97-101
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000134
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Summary
1.市中肺炎の古典的な原因微生物に加えて誤嚥リスクの高い患者ではStreptococcus mutans,口腔内衛生状態が悪い患者では嫌気性菌が重要である.
2.5~9歳の幼児・小児においてインフルエンザウイルスに対する抗体保有率が低下している.
3.ポストコロナ時代においてもワクチン接種の継続と一般的な市中肺炎の原因微生物を念頭においた対応が重要である.
4.遺伝子検査の普及によりウイルス性肺炎の診断も今後増加する可能性がある.
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